ヴァージニア旅行1日目 - ポカホンタスに会う旅
さて、ヴァージニア州へ!
朝4時に起きてバスで空港に乗ろう!と思っていたのだけど、あまりに外が暗すぎて断念した。夜明け前って夜より怖いわ。だれもいねーしよ…。
これでアウトレットの駐車場で殺されようなら本当にバカすぎるから、Uberにしました。ああ、お金が消える…!切ない…!でもまあ時間も有効に使えたし良しとしましょう。約1か月ぶりの空港!やっぱり空港って雰囲気いいよね。働きたいわ(怒)
さあ出発だ~!と思いきや検査で引っかかった。なんでだろーと思ったら、なんと上半身全体に金属反応出てた。驚くわ。そう、私が着ていたパーカーに使われている金糸のキラキラすべてに金属反応が出たって言うね…。人間兵器かっつーの。
物事をよくわかってらっしゃる保安員の方だったようで、さーっと検査して開放してくれました。ありがとう。
飛行機乗ったら国内線なのに画面もあって喜び!(ただし有料)機内安全ビデオおもろと思ったあたりで深い眠りに落ちた…
ふと目が覚めて、「うわっまだ出発してないのかよ…乗り換えに間に合わないよ…」とぼーっとしてたら前からカートが見えてきた。
そう、普通に出発してた。離陸しても全く起きない女…
機内で配られたクッキーは大好きなロータス!
幸先いいなぁおい!なんてったって今日は朝食べた2本の冷凍食品+1このパンで食事終了だからな!夜は持ってきたハイチュウ2本の予定だからな!!
アトランタで乗り換え。乗り換え後もロータスが配られた。幸せすぎでしょう。実は飲み物も二杯ずつ飲みました。たくわえとかんとな…。
空港からもウーバーで。もうウーバーも慣れっこだよ(怒)
つーいーにコロニアル・ウィリアムズバーグに到着!
ビジターセンターでジェームズタウンの行き方聞いたら、なんと、タクシー使えって言われた…!!「え?シャトルバスは?」って聞いたらそんなものはないだと…?!おい地球の歩き方、お前…?
落ち込んでも仕方がないのでまずホテルに行ってからまたウーバー。車の台数少ないみたいで、空港から連れてきてくれた人と同じ車(運転手)で笑ったわ。気まずいわ。
雨だしどうしてくれんだよ…しかも口座にお金が入ってないよ…私はどうなるんだ…と思ったけどUber代、口座からちゃんと引かれて残高がマイナスになってました。え?マイナスってありなの?いやありがたいけど。
(※銀行によりますが、残高マイナスにすると罰金が取られたりするのでマネしないでください)
やっとこさジェームズタウンに着いた!着く前から気付いてたけど、本当に自然があふれまくってていたるところにポカホンタスいそうな雰囲気をバシバシ感じるぜ…
チケット受付のおじさんが「あと15分でムービーが始まるよ、それを見てから見学してね!」と教えてくれたけどムービーとかいらんわ!と思って自撮りしてたら、シャッター押しにカウンターからわざわざ出てきてくれた。
そして「ムービーはあと8分で始まるよ!」と、もうどんだけムービー推すんだよって感じだったので、そのおじさんの目を気にしてムービーを見ることにした。
そしたら普通に面白かった上に、私の英語力でもよく理解できる大変良いムービーであった、おじさんがあそこまで薦めるワケだよ…!
さあついに出発です。ちょっとこのあたりで緊張が最高潮になり、情緒不安定でやばかった。だってマップを見たら、見どころ1個目に塔があって、2個目がもうポカホンタス像だったからな。胸がはち切れそうで息がうまくできなかった。
何度でも言うけど、歩いていると景色が本当にポカホンタスの世界なのです。昨日見直したそのものなのです。
ねえ、製作者がバージニアに来て想像を膨らましたって話、今ならわかるよ。あの映画は、ここを見て、作られたんだね…。
ついに教会横のポカホンタス像とご対面。
メイキングで見た時より低い台座にいたのが気になったけどよかった。
暇そうな案内人のおじいさんに突然「Hey, give me a question!」っていうチョコレートほしがる子供のような発言をされたので焦った。
「私ディズニーのポカホンタスが好きで…」って言ったら露骨に嫌そうな顔されたのがこの旅でいちばん面白い出来事だった。
「映画は真実と大分違うのね。」って言ったら「そうだよ!!!」って力強く言われた。いやそれは知ってたけどさ…。いいじゃん、ディズニーのポカホンタス好きでもさ…。
って思ったけど、私にとっての「漫画 クローズが新しいキャラクターで新シナリオで映画化!(えっ?それってもうクローズの映画化じゃなくて他の作品じゃないの?)」って気持ちと同じなのかもなあって納得しておいた。(※個人の意見です)
おじいさんはネイティブアメリカンのマトアカを愛しているんだね。ごめんね変なこと言って…。
おじさんとの話は置いておいて、本当に感動した。こんなにもポカホンタスをビシバシ感じるスポットでポカホンタスの像に会えるっていうのは本当に…。
ジョンスミス像にも会っといた。(これは感動しなかった)
奥に行けば行くほど人がいなくなり、ついには誰もいなくなって鹿が出てき始めたので、カラー・オブ・ザ・ウインドを歌っておきました。ああ、私、生きててよかった。10年以上前に夢見たことが、今現実になっているんだもの…。ちなみに日本語で歌ったよ。風の絵の具は何色?ああ、あの木の高さ、もし切れば、わからない。
アメリカに来てから、私の母国語は日本語だと前よりもさらに強く思うようになった。私は日本語を愛しているし、日本語を駆使していきたい。このプログラムが終わったら日本語を使って働きたい…。
まあそんなことは置いておいて、鹿(?)がはねて去っていくのを見ながら歌うカラーオブザウインドは胸に来ました。私、すごいなあ。本当に来たんだなあ。いつか行ってみたいなあと思っていた場所に本当に来て、いま、歌ったんだなあと思いました。
人生ってすごくないですか?夢って、思い描いていたことって、叶うんですよ。それを、叶えようとさえすれば…。
そのあと誰もいない原っぱでポカホンタス風の撮影を楽しく行い、再度ポカホンタス(像)と納得いくまで写真撮って、めちゃくちゃ満足したのでホテルに帰ることにしました。
言葉じゃ表せる気がしないけど…
「私の好きなものは流れ続ける川よ 変わり続けているのよ」
「そう決まった道を歩いてても私心ときめかないわ」
「川の流れが渦巻く先に きらめく未来が 待ってるわ」
「川よ教えて私の道を 幸せな結婚、退屈な毎日 それとも待ってる何か…川の向こうで」
この歌があっての今です。選考中もずっと聞いていた。踏み出すか迷ったとき、いつもこの歌が勇気をくれた。きらめく未来が私を待っていると。川の向こうで、何かが待っていると…私を奮い立たせてくれる歌。
「なんとかしなきゃ、できるはずだわ」
「鳥よ翼を、山よ勇気を 大地よ空よ、どうぞ急いで」
何度真似したかわからないし、何度励まされたかわからない。ポカホンタスは私の人生を、人格をつくっている大きな要素。この場所に来れてよかったと、心から思いました。ここに来れたのもアメリカに来たから。アメリカに来たのは、ポカホンタスがあったから…。
全部繋がっているね。
帰ってハイチュウ2本食べて爆睡して、途中で起きて調べごとして再度寝ましたとさ。
手が震えるほどハラペコ。
ウィンガーポー。
(※小学生の時、ポカホンタスDVDの特典映像 メイキング・オブ・ポカホンタスを見たときにいつかここに行くと決めました。その映像が気になる方はこちらからどうぞ)
The Making of Pocahontas — A Legend Comes to Life
※過去の記録です。現在の話ではありません。